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02月20日-01号

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  1. 半田市議会 2023-02-20
    02月20日-01号


    取得元: 半田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 5年  3月 定例会(第1回)          令和5年2月20日 午後1時15分開会1.議事日程(第1号)                     |付託委員会 日程第1 会議録署名議員の指名について            | 日程第2 諸報告について                   | 日程第3 会期の決定について                 | 日程第4 令和5年度市長施政方針について           |2.出席議員は次のとおりである(20名)   3番  水野尚美             4番  伊藤正興   5番  國弘秀之             6番  小栗佳仁   7番  中村和也             8番  小出義一   9番  芳金秀展            10番  竹内功治  11番  山田清一            12番  坂井美穂  13番  山本半治            14番  新美保博  15番  嶋崎昌弘            16番  加藤美幸  17番  鈴木幸彦            18番  岩田玲子  19番  渡邉昭司            20番  沢田 清  21番  澤田 勝            22番  石川英之3.欠席議員は次のとおりである(なし)4.地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(26名)  市長         久世孝宏   副市長        山本卓美  企画部長       山田 宰   総務部長       坂元照幸  市民経済部長     大山仁志   福祉部長       竹部益世  子ども未来部長    伊藤奈美   建設部長       村瀬浩之  水道部長       大松季也   病院事務局長     竹内甲司  防災監        出口久浩   企画課長       大木康敬  デジタル課長     間瀬恒幸   財政課長       榊原正彦  産業課長       河合信二   観光課長       竹内 正  地域福祉課長     杉江慎二   子ども育成課長    小林 徹  子育て相談課長    三輪象太郎  市街地整備課長    岸岡宏昌  下水道課長      広瀬恒次   病院管理課長     榊原 崇  教育長        鈴川慶光   教育部長       岩橋平武  学校教育課長     森田知幸   博物館長       関 正樹5.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(6名)  議会事務局長     江原包光   議事課長       新美恭子  同副主幹       後藤友紀子  同主事        尾中 淳  同主事        石原義士   同主事        新美瑠惟---------------------------------------     午後1時15分 開会 ○議長(鈴木幸彦議員) 皆さん、こんにちは。 ただいまから令和5年第1回半田市議会定例会を開会いたします。 ただいま出席議員は20名です。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりですので、よろしくお願いします。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(鈴木幸彦議員) 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、國弘秀之議員芳金秀展議員山田清一議員を指名します。--------------------------------------- △日程第2 諸報告について ○議長(鈴木幸彦議員) 日程第2、諸報告について行います。 議案説明のため、地方自治法第121条の規定により、市長はじめ関係職員の出席を求めましたので、御報告します。 次に、令和4年12月27日、鈴木健一議員から議長の元に、議員辞職願が提出され、同日これを受理し、地方自治法第126条及び会議規則第139条第2項の規定により、これを許可しましたので、御報告いたします。 次に、監査委員から議長の元に、地方自治法第235条の2第3項の規定により、令和4年10月分から令和4年12月分までの例月出納検査結果報告書が提出されましたが、事前にお配りしたとおりですので、これをもって報告に代えます。--------------------------------------- △日程第3 会期の決定について ○議長(鈴木幸彦議員) 日程第3、会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 今期定例会の会期は、本日から3月27日までの36日間としたいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、会期は36日間と決定しました。--------------------------------------- △日程第4 令和5年度市長施政方針について ○議長(鈴木幸彦議員) 日程第4、令和5年度市長施政方針についてを行います。 市長の発言を求めます。     〔市長 久世孝宏君 演台へ移動〕 ◎市長(久世孝宏君) 議長のお許しをいただきましたので、令和5年第1回半田市議会定例会の開会に当たり、施政の方針について申し上げ、市民の皆様並びに議員各位の深い御理解と市政への格段の御協力を賜りたいと存じます。 初めに、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。 昨年11月からの第8波では、全国的に新規感染者数が増加するとともに、死亡者数は連日、過去最多を記録いたしました。現在はピークを過ぎましたが、今後、新たな変異株の国内流行も懸念されており、予断を許さない状況であります。一方で、海外からの訪日外国人水際対策の緩和や国内イベントでの収容規制の緩和など、人と物の動きは徐々にコロナ前の状態に戻りつつあります。 このような状況の中、国において、コロナの感染症法上の分類が2類相当から5類に見直され、5月8日から適用されます。分類が引き下げられたからといって、コロナがなくなるわけではありませんので、引き続き、その動向を注視してまいります。 長期化するコロナ禍において、さらにウクライナ情勢などの影響による物価高騰も続いており、依然として市民生活事業活動に影響を及ぼしております。これまでワクチン接種地域振興券の発行、水道基本料金の減免、キャッシュレス決済ポイント還元事業子育て世帯や低所得者世帯への支援など、コロナ対策を行いながら、社会経済活動を動かし、市民や事業者の生活を守るため、様々な支援策を実施してまいりました。 コロナ対策物価高騰への支援については、引き続き、国や県が行う支援策を考慮しつつ、本市の状況を把握し、さらに、ウイズコロナ、アフターコロナ生活スタイルを見据え、必要に応じて適時適切に対応してまいります。 さて、本市は昨年10月に市制施行85周年を迎えることができました。 これまで様々な困難を乗り越え、まちづくりに御尽力いただいた先人の皆様をはじめ、半田を愛し住みよいまちを共に築いてくださった市民や事業者の皆様、本市の発展に御貢献いただきました全ての方々に改めて心から敬意を表するとともに感謝を申し上げます。 先人たちが築き、受け継いできたこの半田市をさらに発展させ、次世代に引き継ぐことは、私たちの責務であります。この先、90周年、100周年の半田市が今以上にすばらしいまちとなるよう、新しい歴史を市民の皆様と共に積み重ねてまいります。 私は市長就任以来、職員に対して、「失敗を恐れずチャレンジしてほしい、時には完璧でなくても行動に移し、それから修正していくやり方も必要、責任は市長である自分が取る」と伝え続けております。もちろん失敗をよしとするわけではありませんが、物事を新たにつくる、変えていくには大きなパワーが必要で、失敗を恐れていては変革はできません。常に向上心を持って、よりよい方向へと変革し、また、困難な事案に対しては、やれる可能性を探し出し、その可能性を市民と共に現実のものにつくり上げてまいります。 そのために、私自身が職員の先頭に立ち、職員と共に「チャレンジあふれる都市・はんだ」の実現を目指すことで、市民が幸せを実感でき、未来に希望を持てるまちとなるよう、全力で市政運営に取り組んでまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。 それでは、令和5年度の予算の概要について申し上げます。 初めに、国による令和5年度の経済見通しによれば、実質GDP成長率は1.5%程度と予測され、コロナ禍からの回復や、雇用・所得環境の改善が進むことで、民間需要が牽引する成長が見込まれるが、引き続き、海外景気の下振れが日本の景気を下押しするリスク、物価上昇や供給面での制約等の影響に十分注意する必要があるとしています。 こうした中、国の令和5年度予算は、足元の物価高を克服しつつ、経済再生の実現に向け、人への投資、GX、DX等の成長分野への大胆な投資、少子化対策子供政策の充実等を含む包摂社会の実現等による新しい資本主義の加速や、国民の安全・安心の確保等、必要な予算措置を講じ、日本経済を持続可能で一段高い成長経路に乗せることを目指しています。 このような状況下において、本市の令和5年度当初予算は、総合計画に掲げた将来都市像である「チャレンジあふれる都市・はんだ」の実現に向けて、昨年度にまいた種を芽吹かせ、大きく成長させるために、変革を加速する予算と位置づけ、市民の安全・安心を確保しつつ、将来に向けて必要な事業を予算化しております。 今年度立ち上げた会議体からの提案の具現化、また、市長特任顧問プロジェクトリーダーの先進的な考え、取組を実践していくことで、将来にわたって住み続けたい半田市に成長する変革を加速してまいります。 令和5年度当初予算はコロナの影響はあるものの、市税については堅調に推移しており、対前年度比3.1%増の約242億4,000万円であり、一般会計予算規模としては、過去最大規模の448億1,000万円、対前年度比16億5,000万円、3.8%増としております。 特別会計では、予算総額は238億8,549万6,000円で、前年度当初に比べて2.9%増としており、これは、主にJR半田駅前土地区画整理事業における物件移転補償費や工事費の増加によるものであります。 企業会計では、新病院建設に伴う工事費等の増加により、企業会計支出予算総額は376億1,795万9,000円で、前年度当初と比べて35.7%増としております。 半田市全会計の予算総額といたしましては1,063億1,345万5,000円で、前年度比13.0%の増としております。過去最大規模の予算となりますが、地方債残高の抑制に努め、引き続き、健全な財政運営を行ってまいります。 それでは、当面の市政運営上の課題と方針のうち、初めに、令和5年度に特に力を入れる取組について申し上げます。 1点目は、第九回はんだ山車まつりの開催と新美南吉生誕110年記念事業であります。令和5年度は、この2つのビッグイベントを同時に迎え、市内外に本市をPRする絶好の機会であり、大いに盛り上げてまいります。 はんだ山車まつりは、コロナの影響で1年延期となりましたが、10月28日、29日に開催いたします。 テーマを「慶」と定め、現在、実行委員会を中心に準備が進められていますが、市民、山車組、経済界、行政が総力を挙げて取り組み、大成功に導くことで、コロナ禍を乗り越えた「慶び」を皆で分かち合いたいと思います。 新美南吉生誕110年記念事業は、本市が生んだ児童文学作家新美南吉の生誕110年を記念し、市民がより一層南吉文学に親しめるよう、また、全国から南吉ファンを半田市に迎えられるよう、市民や企業、団体と連携しながら年間を通して記念事業を展開いたします。 キャッチコピーの「さあ この泉を汲んでくれ」は、南吉が自分の作品を泉に例えた詩の一節であり、彼は感じて表す力、つまり感動してそれを表現することを心の泉と呼んでいます。南吉の心の泉に触れることで、一人一人の心の中にも感じて表す力を育み、芸術文化の振興につなげてまいります。 山車まつり新美南吉、いずれも本市の誇りであり、歴史、文化の象徴であります。これらの魅力を全国に発信し、誘客や認知度向上を図るとともに、市民の自分たちの住むまちへの愛着醸成につなげてまいります。 2点目は、幸せになるための教育についてであります。 私は、市長としての最大の使命は市民を幸せにすることであると考えます。そのために、人づくりで最も重要な要素である教育において、幸せになることを最終目的に掲げ、昨年5月に市民や有識者等で構成する幸せになるための教育を実現する会議を設置し、議論を重ねてまいりました。 今後、我が国では、人口減少や超高齢社会など、これまでの経験に基づいた対処では社会が機能しなくなると危惧されています。これからの時代を担っていく子供たちには、この激動する社会を強く生き抜く力が求められます。自分自身の判断基準で物事を見極め、安易に他人との比較だけで価値や優劣を決めるのではなく、個人個人が互いに納得した答えを導き出し、行動していく力を養うことが大切であり、私は、その判断基準となるのが幸せだと考えます。 子供たちが自分の幸せ、周りの幸せについて真剣に考え、行動につなげられるよう、令和5年度から、各学校や教員が主体的に考え、授業や行事などで幸せという視点を取り入れるなど、自由に進めていく形で幸せになるための教育を実施いたします。 また、あわせて、全教職員を対象にした教育講演会の開催、全小学校への専科教員の配置、学校と地域の協働を推進するため学校地域協働支援員試験的配置など教職員の資質向上を図るとともに、子供たちと向き合う時間を確保し、幸せになるための教育を実施しやすい職場環境を整備してまいります。 3点目は、中心市街地の活性化と6次産業化を通じた農業者支援についてであります。 昨年12月から、中心市街地活性化市長特任顧問と6次産業化農業者支援プロジェクトリーダーを採用し、民間人材を活用した取組をスタートいたしました。中心市街地活性化は、これまで行政が主体となって賑わいづくりに取り組んでまいりましたが、結果として大きな成果につながっていない状況に対し、新たな風を吹き込むため、また、6次産業化農業者支援では、意欲ある農業者の所得向上などを支援するため、採用した2人にはこれまでの経験を存分に生かしていただき、民間人の発想と創意工夫による展開を期待しております。 中心市街地は、そのまちの顔とも言われます。中心市街地が活性化し、魅力あるエリアになることは市全体の活気につながります。現在、市長特任顧問が直接、半田商工会議所地元商店街、地域の方々などとの対話を通じて現状把握を行っているところです。その後、まちづくりに必要となる拠点の整備なども視野に入れ、ビジョンを共有しながら官と民による中心市街地の活性化に取り組んでまいります。 6次産業化農業者支援では、市長特任顧問と同様、まずは新規就農者や意欲のある農業者などの意向把握を行っているところであります。グループワークの開催や個々に必要な支援、アドバイスを行い、面白いと感じる農家、強い農家、もうかる農家を育てていき、農業者の自立を目指します。農産物や農産加工品を通じて、半田市と自園の魅力を発信できる地域プロデュースの視点を持った語れる農家を増やすとともに、農業者間や地域との連携を進め、将来的には本市を中心とした知多半島の食、コンテンツが大都市や世界で通用する商品となることを目指してまいります。 これらの具体的な実施事業につきましては、今後、市長特任顧問プロジェクトリーダーからの提案を受けながら、スピード感を持って対応してまいります。順次、議会にお諮りいたしますので、よろしくお願いいたします。 4点目は、DXの推進についてであります。 デジタル庁の集計によると、令和3年の国民のスマートフォン保有率は、全体で約87%であり、20代から50代では96%を超えている状況です。また、コロナ禍デジタル技術の利活用の必要性が認識され、様々な分野でデジタル化が加速しております。本市においても、この流れに乗り遅れることなく、いつでも、どこでも、簡単、便利なデジタルシティ・半田の実現を目指します。 現在、約1,300ある行政手続について、令和5年度から3年間でパソコンやスマートフォンで可能な手続の全てのオンライン化を目指し、24時間365日どこからでも手続ができるようにいたします。また、市役所にお越しいただいた方に対しては、マイナンバーカードなどを活用し、申請書への氏名や住所などの手書き記入を最小限にするスマート窓口を、まずは諸証明交付件数の多い市民課、税務課、収納課の窓口で実施し、その後全庁に広げていく計画であります。 デジタル技術と親和性が高い子育て・教育分野でもデジタル化を加速していきます。令和5年度に事業化するものとして、子供の健診記録、予防接種記録などの管理や市からの子育て支援情報をプッシュ型で配信することができる母子健康手帳アプリを導入いたします。アプリの活用で、家族の誰もが妊娠期や育児の状況を共有することが可能となり、子育て世帯の抱える出産や育児への不安感、孤立感の解消を図ります。 小・中学校学校給食費や教材費などの学校徴収金について管理システムを導入し、教職員の負担軽減を図るとともに、振替口座登録手続の簡素化や取扱い金融機関を拡大することで、保護者の利便性の向上を図ってまいります。 このほかにも、税などの口座振替登録をウェブ上で行える口座登録サービス市公式ラインの機能拡充、高齢者などを対象にスマホ講座や相談会を実施いたします。自治体DXを加速させ、市民生活をよりよいものへと変革してまいります。 以上が令和5年度に特に力を入れる取組であります。 続きまして、その他の重要な施策について申し上げます。 初めに、大型プロジェクトであるJR武豊線連続立体交差化事業と新病院建設事業についてであります。 JR武豊線連続立体交差化事業は、令和9年度の事業完了を目指し、引き続き、事業主体である愛知県や東海旅客鉄道株式会社と連携を図り、着実に高架本体工事を進めてまいります。 高架下空間については、現在作業を進めているマーケット分析事業者ヒアリングを参考にした高架下空間活用事業スキームを基に、高架下のみならず、名鉄知多半田駅から半田運河まで面で捉え、中心市街地活性化事業とも連携し、賑わいと魅力ある活用を目指してまいります。令和5年度は、高架下空間の活用に協力いただける可能性のある事業者へのアプローチを進めてまいります。 また、JR半田駅前土地区画整理事業についても、鉄道高架に合わせ、令和9年度の工事完了を目指し、建物の移転や道路、公園などの区画整理工事を進めてまいります。 新病院建設事業は、知多半島医療圏における中核病院としての機能を強化し、市民が安心して暮らせるよう、令和7年春の開院に向け、建物本体基礎工事鉄骨工事などの躯体工事を進めてまいります。半田病院常滑市民病院との経営統合、診療統合においては、急性期から回復期まで切れ目のない良質な医療を安定的に提供できるよう、引き続き、協議を進めてまいります。 また、新病院へのアクセス道路改良事業については、緊急車両等の円滑な通行や利用者の利便性が確保できるよう、道路改良工事及び島田橋耐震工事を進めてまいります。 次に、子育て、教育についてであります。 子育て支援では、出産・子育て応援給付金を支給し、経済的支援伴走型相談支援を一体的に取り組むことで相談しやすい環境を整え、子育て世帯のニーズを酌み取り、効果的な支援につなげてまいります。 また、出産後の育児不安や負担感の軽減を図るため、新たに産後2週間の方を対象に、本市独自に電話での現状確認と必要な方への相談等を行うすこやかベビー応援コール事業を開始し、相談支援のさらなる充実を図ってまいります。 このほかにも、少子化対策の1つとして、不妊治療費に対する助成事業を拡充いたします。一般不妊治療に加え、体外受精などの生殖補助医療も助成対象とし、子供を望まれる方の経済的な負担軽減を図ってまいります。 共働き家庭への支援では、これまでの放課後児童クラブに加え、夏休みなど学校の長期休業中に限定した預かり事業を市内5中学校区で実施いたします。保護者の選択の幅を広げ、新たな預け先を確保することで安心・安全な居場所づくりを進めます。 教育関係施設の整備について、乙川中学校は、昨年12月に新校舎が完成し、3学期から供用を開始いたしました。令和5年度は、運動場などの整備を行います。亀崎小学校は、令和7年度中の校舎改築の完了を目指し、実施設計や仮校舎の設置などを進めてまいります。その他の小・中学校については、施設の更新までに必要な保全工事を集中的に実施いたします。また、小・中学校の特別教室に空調設備を整備し、教育環境の充実を図ってまいります。 新学校給食センターについては、最新の衛生管理基準対応し、より安全で安心な学校給食の提供を行うため、令和6年9月の供用開始を目指し、事業を進めてまいります。令和5年度には、施設建設工事に着手してまいります。 次に、産業振興についてであります。 昨年5月に設置した産業振興会議については、これまで5回の会議を開催し、まずは目標を事業者を元気にすることで半田市を元気にすると設定いたしました。 令和5年度は、人材獲得に関する分科会を立ち上げるとともに、産業振興会議の委員や関連する事業者を対象に未来志向の勉強会を開催し、事業者支援につながる具体的なテーマを定め、必要な取組や支援内容について協議してまいります。 企業立地について、本市が将来にわたって持続可能なまちであるためには、雇用創出と税収の安定確保につながる企業誘致が不可欠であり、石塚町地内に工業団地の整備を進めます。地権者との交渉など愛知県の審査会に必要な事務を進め、県企業庁による開発決定を目指します。 また、中億田町地内においては、民間主導による工場立地を行えるようにするため、本定例会に都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の制定などの議案を提出しておりますが、条例制定に合わせ、企業進出の促進が図られるよう、令和5年度に周辺の基盤整備実施設計を行ってまいります。 次に、環境についてであります。 カーボンニュートラルは、世界共通の喫緊の課題であり、官民挙げて取り組む必要があります。市自らも率先して脱炭素化を推進するため、小学校や公民館、児童センターなど76施設の照明のLED化を10年間のリース方式で実施いたします。公用車については、電気自動車ハイブリッド車等の電動車の割合を2030年までに50%以上を目指し、順次更新を行ってまいります。また、住宅用太陽光発電設備などの設置に対する補助金については、予算額を増額し、家庭における再生可能エネルギーの利用促進と二酸化炭素排出削減を推進してまいります。 ごみ減量対策について、市民の御理解と御協力により、ごみ減量と資源化は順調に進んでおります。さらなるごみ減量への協力を促すためのごみ減量協力還元策においては、令和4年度家庭系ごみ排出量の目標値である466グラムまで、昨年12月末時点であと僅かな状況であります。目標達成の際は、ごみ減量の協力へのお礼として指定資源回収袋を市民に配付いたします。 ゼロカーボンシティの実現と資源循環型社会の形成に向けた取組を推進し、次世代に良好な環境を引き継いでまいります。 次に、地域福祉についてであります。 市民の複雑化、複合化した支援ニーズに寄り添い、的確に対応するため、コミュニティソーシャルワーカーを増員いたします。現在の3名体制を5名体制に拡充し、中学校区に1名の配置を行い、アウトリーチによる相談支援体制の強化を図ります。また、市民、社会福祉協議会、福祉サービス事業所などと連携した地域づくりに取り組むことで、重層的支援体制事業の充実を図り、包括的な支援体制の構築を進めてまいります。 生活困窮者への支援については、依然としてコロナ禍において生活に苦しむ市民は多く、新規の相談件数は高止まりで推移している状況です。生活の安定に向け、就労支援や家計改善など、社会福祉協議会やハローワークなど関係機関と連携し、相談者に寄り添った支援を行ってまいります。 次に、快適な住環境についてであります。 市民生活や企業活動に影響を及ぼしている臨海部の慢性的な渋滞については、その解消に向け、愛知県により衣浦大橋左折専用橋梁の設置工事が順調に進められ、令和5年3月末に開通いたします。亀崎6丁目交差点については、南向き車線の左折レーンの延伸について検討を進めていただいているところであります。引き続き、抜本的解消に向けた衣浦大橋トラス橋の架け替えと国道247号の4車線化の早期着手を愛知県に対し要望してまいります。また、乙川中部土地区画整理区域内の跨線橋の整備による臨海部へのアクセス向上、日東町地内の臨港道路においては、工場等への進入時に生じる渋滞を緩和するための道路改良を進め、臨海部の渋滞解消につなげてまいります。 市民の移動手段の1つである地区路線バスについては、交通事業者や各地域のバス会との官民協働により路線バス網を拡大し充実を図っておりますが、高齢化が進む中、その必要性はますます高まってまいります。令和5年度は、令和7年春の新病院移転後の公共交通環境を見据えた第2次半田市地域公共交通計画の策定に着手するとともに、横川小学校区等においてバス会設立・運営支援に取り組んでまいります。 最後に、下水道事業と国民健康保険事業の経営基盤の強化についてであります。 将来にわたって持続可能な運営をしていくためには、適正な受益者負担などにより、自立した経営を目指す必要があります。 下水道については、汚水の処理費用など本来使用料で賄うべき料金の適正化を図るため、令和5年4月から使用料の改定を実施いたします。あわせて、下水道接続率の向上や不明水混入対策など経費節減への取組を実施し、経営基盤の強化を図ってまいります。 国民健康保険については、これまで基金を取り崩し活用してきたことで、平成28年度の保険税率引下げ以降は税率を据え置いてきました。しかしながら、被保険者の高齢化や医療の高度化により、1人当たりの医療費は増加傾向にあり、令和6年度には基金残高も枯渇することが見込まれることから、令和5年度から保険税率の引上げを行います。 いずれの事業も、財政基盤を強化し自立経営を行っていくことで、安定したサービスの提供が図られます。市民の皆様には御負担をおかけすることになりますが、御理解と御協力をお願い申し上げます。 以上が令和5年度に実施する主な事業であります。 結びに、まちの発展のためには、市民、各種団体、事業者、行政がより一層の連携を図り、まちづくりを進めていく必要があります。変革に向け、新たに始動した各種事業を加速させ、市民と共に形にしていく、令和5年度はそのような1年にしたいと思います。 12万半田市民の幸せのために全身全霊で市政運営に取り組んでまいる所存でありますので、市民の皆様のこれまで以上の御理解と御協力をお願い申し上げます。 以上で令和5年度の施政方針とさせていただきます。     (自席へ移動) ○議長(鈴木幸彦議員) 以上で令和5年度市長施政方針についてを終わります。 以上で本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会します。---------------------------------------     午後1時52分 散会...